■動態特性
(1)駆動及び測定条件
駆動アンプは、定電圧モードとし、出力インピーダンスは2.5Ω(D.F.=3)である。
入力信号はCDプレーヤーを使った。信号の作成は、sweepについては、市販のCDを用い、
単発サイン波は、PCで作成しCD-Rに書き出した。
音響特性の集音マイクは、SONY_ECM23F5を使用し、YAMAHAのUSB AUDIO(UW500)を経由しPCに取り込んだ。
(2)測定結果
測定結果を以下に示す
| 裸特性 | 検出コイルの周波数特性 | ![]() |
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| 音響出力の周波数特性 | ![]() |
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| 音響出力の 単発サイン波特性 |
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| 原型波 | 50Hz | 63Hz | 80Hz | 100Hz | ||
| MFB (10dB 100Hz)特性 |
音響出力の周波数特性 | ![]() |
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| 音響出力の 単発サイン波特性 |
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| 原型波 | 50Hz | 63Hz | 80Hz | 100Hz | ||
(3)評価
音響出力の周波数特性はMFB(10dB)によって、100Hz付近の盛り上がりが抑制されている。
単発サイン波の再生は、立ち下がりの波形の修まり具合の自由振動成分が少なくなっている。
音楽再生では、MFBのありなしの判別はつきがたい。
(4)今後の課題
@駆動アンプは定電圧タイプを使用したが、定電流タイプで特性がどう変わるか、引き続き実験してみたい。
A出力音響の周波数特性が、200Hz当たりから素直な降下特性を示しているので、電気的にグラフィコでLow-Boostを掛けて低域のフラット化を計りたい。
■あとがき
周波数特性を描くのと、単発サイン波の作成に、フリーソフトの「WaveSpectra」、「WaveGene」(http://www.ne.jp/asahi/fa/efu/index.html)を使いました。
記して謝辞を表します。