(ビゾエルマー)VISOFLEX ELMAR F3.5/65mmの世界

2004年12月29日

ニコンのボディーにライツのレンズを装着して撮ってみたい。これは夢であった。

ライカボディーを一眼レフにする道具にビゾフレックスなるベローズがある。

主に接写および長焦点のレンズのために、レンジファインダーの欠点を改善した装置である。

ライツシステムでは、接写専用のレンズにELMAR F3.5/65mmを用意している。VISOFLEX を使用することによりピントが∞〜33cmまで合う。

ところが、このVISOFLEX代わりに国産のマウントアダプターを利用し一眼レフボディーにライツのレンズが装填可能なのである。

ニコンのボディーにライツのレンズの夢の出現である。

ハンザのアダプタ ビゾエルマーF3.5/65mm
ニコンF4に装着した姿

エルマー65mm/3.5の描写

東京千代田区市ヶ谷の外濠公園あたりの風景をテスト撮影してみた。

撮影データ
撮影日 2004年2月 12時〜13時
ボディ ニコンF4
フィルム フジカラーN400
フィルター UVフィルター
絞り f5.6
シャッタースピード 絞り優先のオート
現像 街のDPEショップ
デジタル化 街のDPEショップのCDサービス
撮影(クリックすると大画面になります) コメント
とりあえず無限大にしてパチリ。
ピント具合と色調のチェック
立体感のある画像
看板の接写、
最も得意の画像か
近景の質感を試しに鉄の柵と錠前
金属の質感、特に真鍮の錠前の表情が美しい
フラットな画面の描写。
何気ない街角のレストランと人物に物語がありそう。
前ピンと後ボケの具合。
前にあわせたピントがバックのボケに浮き上がっていて美しい
同じ画角で奥にピントを合わせて前のボケ味をテスト。
無限遠のピントは合っていてシャープ、
前のボケは素直で邪魔にならない。
手すりの質感とピントの合い具合。
f5.6にもかかわらずこの距離だと全てにピントが合っている。
逆光でデフィニッションのない状態。
さすがに苦しいか、立体感のない画像。
逆光の光に向かって水面の反射。
ゴーストを期待したが出ない。
このレンズはゴーストが出ないのか
f5.6で直射日光の順光を受けての描写。
さすがに明部がつぶれ、
ナンバープレートの文字が読めない。
このレンズは、光輝く光線は苦手かもしれない。

カメラシステムのトップへ