シェムリアップ観光

2007年4月18日作成

SIEM REABと書き、シェム・リアップと発音。シェムはシャム、即ち今のタイ、リアップとは取り返すの意で、昔シャムに占領された地を取り返したことを、
地名にしているとのこと。タイ国境までは、プノンペンまでより近い。

正に観光地で本来農村であるが、就業人口の30〜40%は観光に従事だそうである。
街並みは、メイン街路は清潔でおシャレなお店が続く。フランスの有名ブランド品の大きなウィンドウのお店は、銀座を思わせる程だ。
ホテル、レストランも軒並み西洋風で、軽井沢の大形みたい。

4月の気候は、酷暑。日中40℃とのこと、炎天下を歩いているのは観光人ばかり、しかも日本人。現地人はハンモックで昼寝である。

水とタオルと帽子は必需品。以外に良かったのが、雨天用の折り畳み傘。

ここは、旅行社の現地人のガイド付きのツアーで楽だ。日本語のうまいガイドで、日本語ガイド協会の会長と言っていたが、年はだ28才だそうだ。

観光客は1番が韓国人、2番が日本人、3番が中国人、4番が西洋人とのこと。ガイドは日本語が最も多く500人いるとのこと。

土と森のこの地に突如として、石の寺院や王宮が出現した不思議は、歴史を紐解けば分かるのかもしれないが、兎に角異様に不可思議な風景である。
しかし、聞けば、50km程の近くに砂岩の出る山があり、そこからトンレサップ湖に繋がるシェム・リアップ川が流れ、切り出した石を運ぶのは容易であったとのこと。

それにしても、アンコール・ワットのレリーフを見てガイドの説明を聞くに、インド神話とヒンズー教への理解なくしては、猫に小判、馬の耳に念仏である。
教養のなさを痛感。

工事中が多い。日本のSM足場が見える。 アンコール・トムの中央のバイヨンの十字回廊から仏像を見る。
額縁になっている。
アンコール・トム内の有料(500リエル)公衆トイレ。
通日パス(40USD)があると無料。西洋式の水洗で清潔。
なぜ、石造遺跡が破壊するか。犯人は木である。高温多湿の
この地の気候は、石の上にも生殖する。トプローム寺院にて
有名な、アンコウール・ワットの全景。ガイドのお薦めポイント。 アンコール・ワットの第3回廊を望む。蹴上がりの高さに対して
踏み代が極端に狭い。日本なら安全上許されない。
アンコール・ワットの東門。午後も夕刻になると逆光になるので
観光客はマバラ。
夕日を見る名所のプノン・バケン。あいにくその時刻に雲がかか
ってお奨め風景にありつけず。街からあがる遊覧アドバルーン。
遺跡群のひとつバンテアイ・スレイ。東洋のモナリザで有名と
ガイド。しかし、小さくしかも遠望でよく見えず。
トンレサップ湖の水上生活者。観光船が着くと子供の物売りが
近づく。その哀れな目線に逆らって買わないのに苦労する。

撮影:中澤 亨