LM3886_MFB付きアンプ スピーカー実装実験
2006.7.20作成
■実験条件
| 項目 | 仕様 | ![]() |
|||
| 使用スピーカー: | FOSTEX FE-103検出コイル改造 | 密閉箱に装着 | 容積:4800cc | ||
| 使用アンプ: | LM3886_MFB付きアンプ | 出力インピーダンス: | 2.5Ω(DF=3)に調整 | ||
| MFB量: | 検出コイル型 | 6dB(200Hz) | |||
| ブリッジ型 | 6dB(200Hz)(見かけ) | ||||
| 入力信号: | sweep | MJの市販CD | 20Hz〜20kHz | ||
| tone burst | W.Gで自作をCDにプリント | 50Hz〜2kHz間で1波 | |||
■測定ブロックダイヤグラム
信号は、CDプレーヤーから入力

■f-特
| MFBモード | f-特 | |
| MFBなし | ![]() |
|
| 検出コイル型MFB | ![]() |
|
| ブリッジ型MFB | ![]() |
■トーンバースト
| 63Hz〜800Hz | ||||
| 入力波 | ![]() |
|||
| 63Hz | 100Hz | 400Hz | 800Hz | |
| MFBなし | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 検出コイル型MFB | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| ブリッジ型MFB | ![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
■感想
@既存のスピーカーに付加物を付けて改造する事は、本来のそのスピーカーの特性を害する。(f-特のピークディップの甚だしさ。)
Af-特からは、検出コイル型MFBではせいぜい300Hz以下でしかNFは有効ではなく、それ以上の周波数では、正帰還にになる。
Bf-特からは、ブリッジ型MFBは、400Hz当たりから6dB/octで減衰しており、効果らしきものが認められる。
Cトーンバーストの波形は、観るも無惨。MFBなしが一番率直な振動をしている様子が見える。
Dトーンバーストの波形でオーバーシュートの状況を観察すると、検出コイル型MFBでは、少しダンプされている。
Eブリッジ型MFBは、それなりになにがしかのMFB効果が出ていることは確認出来る。スピーカーを改悪しないで良い効果が期待できそうで、有望である。