FOSTEX FE-103(16Ω)のMFB検出コイルの特性

センターキャップを切断し、外磁タイプマグネットを立て、
はがきのボビンにφ0.2mmのウレタン線を幅7mmに1層巻き。
ボビンの接合は、セメダインXで糊代を付け、コーン紙の根本に
接合した。この接合方法が、以下の位相特性の悪さの根元か。

特性
仕様 ボビン外径24mm巻幅7mm1層ウレタン線φ0.2mm
入力 1.0 150Hz sine波
出力 6.0 mV 150Hz sine波

検出コイルのf-特



f-特 測定ブロックダイヤグラム


位相差測定結果

40Hz θ=45° 80Hz θ=0° 100Hz θ=0°
160Hz θ=45° 200Hz θ=90° 240Hz θ=90°
300Hz θ=135° 400Hz θ=135° 500Hz θ=135°
600Hz θ=135° 700Hz θ=180° 800Hz θ=180°
1000Hz θ=180° 1600Hz θ=180° 2000Hz θ=180°

オッシログラフ画像撮影データ
ボディ:Fujifilm FinpixS1Pro、レンズ:Micro Nikkor 55mm 2.8S、絞り:f5.6、シャッタースピード:1/30、フィルム感度:ISO400、撮影距離:35cm

位相差ー測定ブロックダイヤグラム

計測結果の感想
200Hzで位相差90°2000Hzで180°回転(完全逆相)している。
MFBが掛かるのは、せいぜい200Hz以下ということか。
検出コイルの結合がいい加減で位相差を生じているのだろう。
各先生の様にボイスコイルボビンに直づけが必要らしい。

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