6080×2 ボンネット付き OTL

簡易型のボンネット付きOTLを出来るだけ軽装備で組んだ。
ドライバーは力のある双3極管5687のミュラードタイプ、初段は高μみら12AX7の半分で利得を稼ぐ。
出力段は、±バランス電源の武末数馬式SEPP OTL。

回路図

写真

全景 ボンネットをはずしたところ
上面 背面の配線状況

6080 *2 OTLステレオ定格
定格出力 3W+3W(1kHz、8Ω)
プレート電流(4本分) 125mA
周波数特性  20Hz〜20kHz(±1dB)
負荷インピーダンス  8Ω〜30Ω
入力感度/入力インピーダンス  0.5V/100kΩ
残留雑音 0.5mV(8Ω)
電源  AC50/60Hz,100V
アウトレット AC100V(switced)
ヒューズ AC電源;3A、出力段B電源;0.5A
消費電力  145W
寸法(幅*高さ*奥行き)  250*170*230(ツマミを含む)(mm)
重量  10.0Kg

■ 6080*2 OTLステレオパワーアンプ調整マニュアル

パワー段の調整
(はじめにACはOFFにしておきます)
@ ボンネットを外してシャーシー上面のテストポイントに電流計(300mA)をセットし、B電源のヒューズホルダーを空けてヒューズ(0.5A)を外します。
A 出力端に電圧計をセットします。
B ACのSWをONにし、約1分待ちます。
Bシャーシ上面にあるボリュームを動かして、出力端の電圧計がゼロになるように調整します。
C この作業を左右それぞれ行って下さい。
D テストポイントの電流計は、100〜160(mA)を確認します。